映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

※2019年の“はてなダイアリー”終了に伴い、2018年9月にブログを移行しました。

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』


※以下は、2011年に書いた感想です。


製作総指揮スティーヴン・スピルバーグマイケル・ベイ監督、シャイア・ラブーフ主演『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』。2011年作品。

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1969年、アポロ11号の月面着陸成功。しかし月の裏側ではサイバトロンの宇宙船が眠っていた。その事実はアメリカ政府によって長年のあいだ極秘にされてきた。そして時代は移って現在、就活に追われるサムの前にふたたびディセプティコンがあらわれる。


IMAX3Dで鑑賞。

2007年からはじまった『トランスフォーマー』シリーズもこれで3作目。

すべて劇場で観てますが、前作までのストーリーとかもうよく覚えていない。

とりあえず、

オートボット=いいロボたち

ディセプティコン=悪いロボたち

これだけ頭に入れておけば、あとはなんとなくいきおいで観られる。

そもそも話らしい話なんてないし。

以前は「これで完結」みたいなこといってたような気がするんだけど、予告や宣伝では特にそういうことわりはしてないようで。

すでに観た友人たちの話をきいたところ、 「長すぎ。あと30分は切れる」 「見せ場と見せ場の間がダレる」「ヒロインが魅力薄」etc.思いのほか辛口の感想。

「あきらかに1作目の頃よりも人間を描くのがヘタになってるよ、ベイ」という意見も。

僕も前作『リベンジ』(感想はこちら)のときに「…なんじゃこりゃ」と思ってわりとクソミソにいったんで、ストーリーについては最初から期待はしてない。

とにかくデカいロボたちが大画面で景気よく大暴れしてくれりゃいい。

で、今回初の3Dということなんで、これはもちろん3Dで、しかもこれこそIMAXで観ておかなければと。

それで観終わって感想をいうと、…んーと、面白かったですよ。

最初にあげた友人たちの不満にはぜんぶ同意したうえで。

というか、ほかの人たちがすでに大量にツッコミ入れてくれてるんで、もういまさら真剣に文句いう気もしない。

友人もいってたけど、観終わったあとでみんなであれこれ文句いってたら3時間ぐらいかかったと。3時間も盛り上がったってことは、結果的にオッケーだったんじゃねーの?という結論になったらしい。

たしかにカップルとか仲のいい友だち同士で観たら、そのあと感想述べ合うのが楽しいんじゃないかな。

3Dも気持ちよかったけど、ただ、席が前方で真ん中よりちょっと左寄りだったんで、会話シーンで登場人物の片方の頭の大きさが違って見えたりして多少不都合も。

3Dはなるべく真ん中に近い席で観なきゃだな、と。

以下、観てて気づいたことを適当にあげていきます。


★最初の方に出てくるチェルノブイリのシーンに、ちょっと複雑な気持ちに。

頼むからそのうち勝手にフクシマとか舞台にするなよベイ。

★なんのために出てきたのかまったくわからないジョン・マルコヴィッチ

キャラの立て方が『アルマゲ』で騒いでただけのスティーヴ・ブシェミと同じ。『RED』のときも思ったんだけど、なんでみんなこの人に「お笑い」をやらせようとするんだ。

とりあえずこの人出しときゃなんとかなる、みたいな不文律でもあるのか最近のハリウッド映画には。

★『ハングオーバー!』のケン・チョンが出てて、ここでもズボンを脱いでた。飛び道具みたいな役者だな。あいかわらず眼つきがヤバい。

勝手に暴れて勝手に死んだよーな。でもこの人だったら死んでもまた生き返るんじゃないか。

ジョン・タトゥーロ演じるシモンズの部下ダッチの首はいつのまに治った?

途中でムチ打ち用みたいな医療器具を首につけてなかったっけ。

★おなじみサムのお母さんもまた出てくるけど、残念ながら下ネタはほとんどいってくれない。

これはけっこう楽しみにしてた人多いと思うんだよな。なぜ削る。

★前作に引き続き悪のボスの座から引きずりおろされて、手下のスタースクリームよりも出番が少ないメガトロンさん。

1作目のラストでそのまま海で永遠に眠ってた方がよかったんじゃないのか。

★地球侵略の目的が「人類を使役するため」って…あなた方が使ってるエネルギー量は全人類の労働生産量をはるかに超えてると思うんですが。

★気づいたらいきなり地球に大挙してやってきているディセプティコンの宇宙船。

ものすごい数だったけど、あれだけの敵を人間側は最終的にどうやって撃破したんでしょうか。

★脱出シーン省略

オプティマスたちが無事だった理由が台詞だけで説明されてる。ディセプティコン襲来の瞬間もそうだけど、ああいうシーンこそ映像で見せなきゃいけないのでは?

★またしても「ユー、ダ〜イ!!」と、正義のロボットにあるまじき台詞を吐いて敵を無残にブチブチ~ッ!!と引き裂くオプティマスさん。

なんか応援できないよ^_^;

コンテナが破壊されて飛行できない、とかいってたのに、そのあと普通に飛んでるしな。


ほかにもまだ無数にあったよーな気がするけど。

あ、どなたかが書いてた「ヒロインの顔がIKKOさんに見えた」には笑いました。


…ただね、この映画がダメだったら『ハリポ完結篇』(感想はこちら)なんて5分と観てられないですから。

なにしろ見せ場よりもダレ場の方が圧倒的に多いんだもの。

だからそれに比べりゃ今回はぜんぜん大丈夫でした。

それでも『TF』と『ハリポ』両者に共通してるのは、シリーズをかさねるごとに「いちげんさんおことわり度」がどんどん高くなっていって、1本の独立した作品とはいえなくなってきてること。

『TF』の場合は、とりあえずデカいロボたちがドツき合う理由さえつければいいってことで、展開がどんどん苦しくなって「もう話とかどーでもいいや」って感じに。

いっとくけど、1作目でオレは感動して泣きそうになったんだからな。

2作目以降は残念ながらそういう場面はなかった。

それと、2作目を観たとき思ったのは、どうもクライマックスのオプティマス・プライムの戦いがイマイチ盛り上がらんな、と。

それは、ロボット同士の対決→危機→逆転→勝利

という経緯がよくわからなかったから。

さっきまでものすごく強かった奴がいきなり弱くなったり、その逆がおきたり。

今回の『ダークサイド・ムーン』もそう。

めちゃくちゃ強い敵の中ボス、ショックウェーブがどうして突然形勢逆転されてあんなにあっけなくやられちゃったのか。


大ボスも同じく。

総合格闘技の試合的というか、パンチやキック一発で敵がダウンしちゃう感じで、だからロボットプロレス映画としてのカタルシスが足りないのだ。

ロッキー』とか観て研究した方がいいんでないかい?

あと、しつこいけど1作目からのあのテーマ曲をじっくり聴かせてほしいなぁ。バックにあれが流れるだけでだいぶ印象が違うと思う。

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ラストも実にあっさりとした終わり方で、やはりこれで完結とは思えない。

サム役のラブーフは「続篇があっても出ない」といってるそうだけど、マイケル・ベイは今後も撮るんだろうなぁ。*1


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