映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

※2019年の“はてなダイアリー”終了に伴い、2018年9月にブログを移行しました。

『おっぱいバレー』


※以下は、2009年に書いた感想に一部加筆したものです。


海猿」シリーズの羽住英一郎監督、綾瀬はるか主演の『おっぱいバレー』。2009年作品。

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しかし、これほどはじめから負け戦が目に見えてる映画もないんじゃないかと。綾瀬はるかがこちらの期待どおりのブツをご開帳してくれるはずなどないのだから。

っていうか、ほんとにそれを期待して観に行ったヤツがいたら実におめでたいが(正直ちょっと期待しました)。

以下、ネタバレあり。


稲中」一歩手前のダメダメな中坊たちが、バレーボールの試合で一勝したら顧問の美人女性教師に「おっぱい」見せてもらえる!ということで奮起する話。

拝めるはずもない幻のお宝のために付け焼き刃で練習に励む中学男子のバカさ加減を、誇張し過ぎることなく描いてて実になんとも、モヤモヤァ〜っとした思春期にタイムスリップ。

彼らと同じく、陸上部とは名ばかりの、裏山でエロ本探し回ったり運動場の女子のブルマばっか眺めてた中学時代の記憶がよみがえってきました。

志賀直哉の小説で、主人公が女のおっぱいを掴んで「豊年だ!豊年だ!」と喜ぶアホな場面がありますが、なんというのか、「おっぱい」というのは男たちを祭りに駆り立てる魔力を秘めているんですな。

先輩教師(青木崇高)にいつのまにかタメ口、気やすく頭叩いたりしてる綾瀬先生のキャラはよくわかりませんが、実話が基になってるということなんで、モデルになった先生は今でも元部員たちの憧れの「おっぱい先生」なのでしょう。

オンボロの部室に貼ってある榊原郁恵のピンナップとか、ありがたいんだかなんだかわかんないけど雰囲気出てました。

ベッドの上で綾瀬先生の胸のボタンを元カレの手が外しはじめると鳴り響いてくる中坊たちの「おっぱい」の大合唱には笑った。

「このおっぱいは私だけのものじゃないの。このおっぱいにはみんなの夢が詰まってるの」という素晴らし過ぎる先生の台詞には笑いを通り越して感動すらおぼえる。

まぁたしかに詰まってますよね、夢が。

元バレー選手の仲村トオルが「僕は知ってましたよ、おっぱいのこと」。っていつ知ったんだ。この人に「ナイスおっぱい!」と言わせたいがための配役なんじゃないかと思いました。

いいかげん「おっぱい」連打し過ぎて疲れたんでこの辺にしときますが、劇場の客席で上映が始まっても喋り声がやたら大きい老夫婦がいて、指定席を移動したりまた戻ったりとお茶の間にいるような自由過ぎるくつろぎよう。

まもなくデカいイビキをかきはじめたジィさんに他の席から「うるっせーぞ!」「静かにしろよっ」と怒りの声が。シネコンでこんな光景を目撃するのは珍しいが、見たいものが見られない苛立ちからか?そんなまわりの抗議もジィちゃんは一向に意に介することなく居眠りぶっこいてたけど。何しに来たんだ。


あの中学生たちの“目的を定めてひたすら邁進する”姿勢をつくづく見習いたいものです。自分にとっての「おっぱい」をみつけて。

ありがとう、おっぱい先生。見せてくれなかったけど。


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