映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

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「ジブリの“大じゃない”博覧会」

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愛知県美術館で7/22(水)~9/3(木)に開催中(って、もう明日までだが)の「ジブリの“大じゃない”博覧会」に行ってきました。

本来は「ジブリの大博覧会」という催しが6/25(木)~9/6(日)に開催される予定だったのが、新型コロナウイルス感染症のため延期(開催期日は未定)となって代わりにこちらを行なうことにしたようで。

スタジオジブリ宮崎吾朗監督の新作アニメーション「アーヤと魔女」(NHK総合テレビで今年の冬に放送予定)の紹介や2022年に愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園で開園される「ジブリパーク」の建設模型やスケッチ、そしてこれまでのジブリ作品を振り返るポスターの数々や展示物(実物大のネコバスなど三鷹の森ジブリ美術館から持ってきた物も)が飾られていました。

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7月の終わり頃にたまたま足を運んだ映画館でチラシを見つけて知ったんですが、TVで宣伝も見なかったし、街なかで特に告知されてるのも目にしなかったから、危うく気づかないまま開催期日が過ぎるところでした。

あいにく8月には行けなくて、終了する直前に駆け込みました。

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ローソンで前もって予約を入れておくシステムで、僕の家の近くにはローソンがないんで少々めんどくさかったですが、無事入場券を購入して当日も問題なく会場へ。

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今年はこれもコロナ禍のせいで名古屋市美術館で開催される予定だった「みんなのミュシャ」展が中止になって、去年から楽しみにしていたのに本当に残念でした。おかげでチケットショップで買った入場券が無駄になってしまった(払い戻しは不可なので)。

中止じゃなくてせめて延期にしてくれればまだ救いがあったのに。展示作品の貸し出しの都合などいろいろと事情はあるんだろうけれど、なんとかまたいつかあらためてやってもらえないだろうか。このままではあまりに悔し過ぎる。

そんなわけで今年は美術館にまったく行ってなかったんですが、この「ジブリの“大じゃない”博覧会」で久しぶりにこの手の催しに。愛知県美術館は昨年何かと問題含みだった「あいちトリエンナーレ」以来。

まぁ、7月の終わり頃から9月の頭までという開催期間でもわかるように夏休み中の子どもたちをターゲットにしたものだろうことはわかっていたし(ジブリですし)、去年、東京でやっていた「高畑勲展」のような資料的に貴重なものというよりは小さな子たちも楽しめるような雰囲気の空間で30分ちょっとあれば観終ってしまうささやかな内容でしたが、予約制にもかかわらず大勢のお客さんが来ていたし、今年はジブリの過去作を劇場で観られたので、その〆としてはよかったのではないかと。

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写っているのは宮崎吾朗監督。

宮崎駿監督お薦めの児童文学作品50作とか、ジブリアニメに影響を与えた多くの作品が紹介されていて興味深かったです。同じビルの地下1Fにある本屋さんではそれらの児童文学作品がズラッと売られていました。 

愛知県美術館がある栄のオアシス21には(ちょうどスカイツリー内にあるような)ジブリのグッズショップもあるので、帰りに立ち寄る人たちもいます。

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ジブリパーク」開園については個人的にはいろいろ思うところもあって、宮崎駿監督や今はなき高畑勲監督のアニメーション映画を観て育った僕でも、彼らの作品をより間近に感じられる施設が作られることをもはや手放しで喜ぶことはできないのですが。

そもそも愛・地球博の会場はもともとそこにあった自然を破壊して野生の動物たちを犠牲にして作ったものだし、そういう場所にかつて『平成狸合戦ぽんぽこ』や『もののけ姫』で人間たちによる自然破壊を批判したジブリがテーマパークを作ることへの疑問がある。実は僕は愛・地球博記念公園にある「サツキとメイの家」にもまだ行ったことがないのです。 

だいたい、ジブリとは直接縁もゆかりもない愛知県になんでそのテーマパークを作るんでしょうね。

まぁ、子どもたちや親御さんにとっては完成が待ち遠しいでしょうけれど。

ジブリパーク」の景観や内部の様子などを描いたスケッチ、建物模型は、まだ正式に発表されていないこともあって写真の撮影は禁止されていました。

…僕はジブリに関しては、今は宮崎駿監督の最新作が一番楽しみだなぁ。


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