11月21日(日)(午後11時~)に「アンという名の少女2」(シーズン2)が終了して、引き続きその次の週から「アンという名の少女3」が始まりました。
12月26日から年末年始はしばらくお休みで、1月9日から再開されます。
シーズン1で晴れてカスバート家の養女となり、アン・シャーリー・カスバートとなったアンは、シーズン2では詐欺師の二人組の企みを知って奮闘したり、髪を染めようとして失敗してベリーショートにしたり、クラスでイジメに遭っている少年コールと仲良くなったり、新しく赴任してきたステイシー先生に惹かれたりする。
一方、黒人青年のセバスチャンとともにアヴォンリーに帰ったギルバートは、将来のことでセバスチャンとすれ違いが起きるが、セバスチャンはスラムでメアリーと出会い、ギルバートは彼らを応援する。
コールは学校を辞めてバリーさんの家に住むことに。セバスチャンとメアリーは結婚する。
シーズン1では「えっ、ここで終わるの!?」って宙ぶらりんな最終回で、シーズン2が始まるまで1年ぐらい空いたんだけど、今回はそういうこれ見よがしにクリフハンガー的な終わり方じゃなかったし、2の最終回の翌週から続けて3が始まったので、9月から始まった続篇がこの何ヵ月かの間途切れることなく観られているのはほんとに嬉しい(だからこの何週間かの休止は日曜日の夜の楽しみがなくなって寂しい)。
もともとあちらのドラマって複数のお話が並行して同時進行で描かれることが多いけど、「アン」では特にシーズンを重ねるごとに主人公のアン以外の登場人物たちのドラマが正味45分ほどの1エピソードの中にこれでもかと詰め込まれるので片時も目が離せず、ながら観もできない。なかなか疲れる^_^;
それに僕は原作を読んでないから新鮮な気持ちで観られるメリットがある半面、物語の展開の予測がつかないので、いくつものプロットが交互に描かれると物語の流れをちゃんと把握するのが難しいんですよ。
おかげで退屈することはないのはありがたいんだけど。
原作にはない設定や登場人物、エピソードが増えて(って、原作の読者のかたたちからの情報ですが)、女性差別や同性愛差別、民族差別など現代に通じる問題を物語の中に組み込んでいて、アンの母親代わりであるマリラでさえも先住民に対して差別的な考えを持っているし、時には一人の人間の中に優しさと、それに相反するような不寛容さが同居していることをこのドラマではずっと描き続けているんですよね。
アンもTwitterで視聴者の皆さんから時々ツッコまれてもいるように、けっして完全無欠の正義の人ではない(むしろ、つい最近までかなりポンコツだったw)。無知による偏見は誰にでもあるし、でも出会いを通して学んでいくことで人は成長していけることを語っている。
泣いても笑っても「アンという名の少女」はこのシーズン3で終わりなので、あと何週間かでエイミーベス・マクナルティさんが演じるアンともほんとのお別れになるんだと思うと、ツラいんですよ、本気で( ノД`)シクシク…
シーズン3の最終回がNetflixで最初に配信されたのは2019年の11月末ということだから、もう2年前のことで、さらなる続篇が作られる予定は今のところないみたいだし。
でも原作の「赤毛のアン」って続篇もいっぱい書かれているから、成長した彼女を描くことは可能だろうし(やはり僕は観てないけど、確かミーガン・フォローズ主演で映像化されてたような気がする)、ぜひ同じキャストで続篇を作ってもらいたいです。
アンが大人に成長したらもう少女じゃなくなるから、タイトルが変わっちゃうけど(笑)
あぁ、1月9日が待ち遠しいなぁ。早く来てほしいような、ずっと終わりを引き延ばしてしまいたいような。
このドラマ、もうローテーションで繰り返しシーズン1~3を放送し続けてほしいよ~。
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