映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

もう一つのブログとともに主に映画の感想を書いています。

「視聴」と「放映」

今回はイチャモンというか難癖というか、以前からずっと疑問に感じていたことなんですが。

Twitterの呟きやブログの記事などで時たま「映画館で『○○』(映画のタイトル)を視聴した」とか「現在映画館で放映中の『○○』」といった表現を目にすることがあるんですが、僕はそのたびに違和感を覚えます。

【視聴履歴】2017年4月視聴した映画

【美女と野獣】英語版タイトル"Beauty and the Beast"にて theが付いたり付かなかったりする理由と意味を考えてみた話【映画レビュー】


まず「視聴」ってのはテレビのことなんじゃないの?と。

いや、“視て聴くこと”なんだから間違いじゃないかもしれませんが、たとえば「テレビの視聴者」とは言うけど、映画館で映画を観てる人のことを「視聴者」って普通は呼ばないじゃないですか。「観客」でしょ。

だから「“テレビ”“PC”“スマホ”で映画を視聴した」というならわかるけど、映画館では「鑑賞」、せいぜい「見物」あたりがしっくりくる。

…って、僕が勝手にそう思ってるだけで、そういう決まりなわけでもなんでもないですけどね。「違和感がある」と言ってるだけですから。

「映画鑑賞」「映画見物」とは言っても、「映画視聴」ってのは聞かないし。

そして、「放映」というのはテレビで番組(ドラマや映画などで使われることが多い)が放送されることを指すから、映画館で公開(もしくは上映)中の作品のことを「放映されている」とは言わないんじゃないかなぁ。これは明らかに誤用な気がする。

でも結構こういう使い方してる人いるんですよね。

僕だって日本語の単語、ことわざ、四字熟語、文法など、自分で気づいてないだけで間違いまくってるだろうし、だから人のことをとやかく言えた義理じゃないんですが。

なんか「視聴」っていうとDVDやブルーレイ、ネット配信などで観ているのを連想しちゃうから、というのもある。「視聴率」「視聴覚室」なんかも思い浮かぶし。

映画は「鑑賞」するもんでしょうよ。映画ってのはもともと“劇場”で観る「ショー」だったんだしね。

まぁ、各自好きに呼べばいいんですが、なんかそのへんも意識の違いを感じます。

「映画」はただの「動画」じゃない。一緒くたにしないでもらいたい。

これからも僕は「映画“鑑賞”」で行きたいと思います。


以上、どうでもいいけど気になってたことでした。


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