松坂屋美術館で4/13(土)~21(日) に開催されていた第79回「春の院展」に行ってきました。
この前にはここで「アニメーション美術の創造者 新・山本二三展 - 天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女 - 」をやっていたんですよね。観逃して残念。忙しかったんだよー(;^_^A
この展覧会もわずか一週間ほどの開催なので慌ただしかったんですが、なんとか間に合った。
…といっても、僕はこの美術展が「現代日本画」を扱っていることすら知らずに観たんですが。頂きもののチケットだったので。
美術や絵画について無知なのでごめんなさい。
つまり、油絵じゃない、ということですね。
確かに、西洋画のような絵の具をこってり塗り重ねている感じはなかった。
作品によってはまったく厚みのない絵も。そもそもキャンヴァスに描いているのではないし。
でも、花びらに点描のように細かい点々が無数に描かれていたり、やはり日本画には日本画の絵の具の使い方というのがあるんですね。
絵全体に銀色の粉のようなものが振りかけてあって、じっと眺めているとキラキラ光っていたり、面白い効果が施してある作品も。
また、この展覧会では猫を描いた作品も多かったです。
写実的に描かれた動物たちが可愛い。
作者は違うのに、いくつかの作品で描かれている女性の顔がどこか似ていたりしたのは、同じ先生に学んだとかあるんだろうか。
ごめんなさい、恥ずかしながら画家のかたがたお一人お一人のことをまったく存じ上げないものですから。
記録のために書いております。
東京で3月から始まって、11月まで日本各地で順次開催されているんですね。それぞれご当地の画家のかたの作品が展示されているんだろうか。
会場の外で画家のかたがたのインタヴュー映像が上映されていたんだけど、この会場にない作品も映し出されていたので、すべての作品が展示されているのではないようで。
そもそも「現代日本画」というものに馴染みがないので、新鮮ではあった。とても見やすいですね。幻想的な絵もあるけど、すべて具象画だから何が描かれているのかはわかる。
どこかイラストレーションのようでもある。
春の院展について
昭和20年11月に日本橋三越で開催された「日本美術院小品展」が始まりです。昭和34年に「日本美術院春季展覧会」と改称され、昭和45年に現在の「春の院展」の名称になりました。秋の「院展」に比べると小さな作品群が、春の訪れとともに会場を彩ります。
という説明を読んで、ようやくこの催しのルーツを知りました。
1時間ほどで会場の絵を観終わりましたが、最終日だったのでわりと来客数も多めでしたね。
僕は日本画についても日本の美術界についても門外漢で、だから何も知らないまま観ていましたが、緑がとても印象的な絵があったり(電車が描かれていた)、
可愛い猫や春っぽい景色が目に楽しい絵など、
それぞれの作品にさまざまな技巧が凝らしてあって、絵を一切描かないし美的センスもない僕でもしばらく立ち止まって見入ってしまう心地よさがありました。