4月の24~25日に一泊二日で徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」と岡山県倉敷市の美観地区とそこにある「大原美術館」に行ってきました。
1日目はあいにくの天候でしたが、新神戸駅から観光バスで世界最長の吊り橋(約3km)明石海峡大橋を渡って淡路島公園のパーキングエリアで休憩(淡路島産のタマネギと藻塩使用のポテトチップスを購入)。そこから大鳴門橋を通り、徳島県鳴門市の先端にある大塚国際美術館へ。
大塚国際美術館には陶版による世界中の名画のレプリカが1000点以上展示してあって、そのラインナップは本物だったらこれだけの数の名画が一箇所に勢揃いすることはまずないからなかなか壮観でした。
すべてレプリカなんだけどとても丁寧に再現してあって、筆で絵の具を塗った跡が盛り上がっているところなどもまるで本物のような出来。しかもじかに触れることもできるし写真撮影も自由。なかなか本物を観にいくことは難しいけれど、ここなら有名どころの絵画がとても一度では観きれないほどあります(^o^) 四時間ぐらいいましたが、それでもタイムアップぎりぎりになって駆け足でしか観られなかったところも。
アベンジャーズ並みに世界的名画たちが集結
午後4時頃、大塚国際美術館をあとにして、香川県内のPAでおみやげを買って、瀬戸大橋を渡り岡山へ。
その日の夜は岡山のパークホテルで宿泊。入浴場もないし部屋も必要最小限の広さだけど、目の前でオムレツを作ってくれるビュッフェスタイルの朝食はとてもおいしかったです。旅先での食事は大事ですよね。
翌日はよく晴れて、倉敷で以前に朝ドラの「カーネーション」のロケ撮影もされた美観地区を散策しました。20分ほど小船にも乗れます。明治・大正・昭和初期に建てられた蔵や建物などが並ぶレトロな雰囲気の町並みが目に心地よく、また大原美術館では今度は“本物”の名画たちをじっくりと鑑賞。
大原美術館の館内では写真撮影は一切禁止なので絵や室内の画像はありませんが、エル・グレコの「受胎告知」の正真正銘の実物を直接目にできました。
実業家の大原孫三郎氏とともに大原美術館のコレクションの収集にも尽力されながら若くして亡くなった画家の児島虎次郎氏の絵画の瑞々しさに打たれました。“おしん”みたいな格好の女の子や浴衣姿の少女や外国人女性など、氏が描かれた女性たちの姿には時代を越えた魅力が溢れています。
今回訪れたところではどこも食べ物はおいしくて、淡路島公園のパーキングエリアでは「地だこ巻」を、また岡山では地酒や穴子めし、倉敷では紡績工場の建物をホテルにした「倉敷アイビースクエア」のレストラン「蔦」で食べたハンバーグと牛バラ肉の煮込みやローストビーフはとても柔らかくてヴォリュームもあり、天井の高い店内もおしゃれで落ち着いて食事ができます。
もっともゴールデンウィーク中はどうなのかわかりませんが。GW直前だったので、まだどこも超満員というほどではなくてよかったです。*1この時期はほんとに狙い目だと思いますね。
「エル・グレコ」という昔ながらの喫茶店で抹茶とちょっと塩味の効いた羊羹をいただき、こちらもおいしくてお店も素敵でした。
美術館巡りの旅を満喫した二日間でした。
*1:それでも修学旅行生や海外からの観光客が大勢いました。