美術展「ピカソ、天才の秘密」に行ってきました。
僕はピカソの初期の作品ってほとんど観たことがなかったので、なかなか面白かったです(音声解説はシャア・アズナブルでおなじみ池田秀一さんでした)。
最初の方は普通に「上手だな」と思える絵なんだけど、キュビスムの時代になると急激に抽象度が増してきて、もう巧いかどうかもわからなくなってくる^_^; ジョルジュ・ブラックや他の画家との交流もさかんだったようで。
- 青の時代
「スープ」 最初、髪型や服装からお釈迦様かと思ったんだけど、どうやら女性らしい。
- バラ色の時代
「パンを頭にのせた女」「扇子を持つ女」 このあたりまではまだ普通な感じ
正直、キュビスム以降の絵についてはその良さがよくわからなかった。
でもたとえば本に挿絵として描かれていたら、模様とか装飾のようで違和感はないだろうけど(「レオニー嬢」は本の挿絵の一つなんだそうで)。
少年期から青年期にかけての彼の絵が見られたのと、ピカソという人についてもいろいろと知ることができたのがよかった。恋多き人でずいぶんと浮気性でもあったようで。『サバイビング・ピカソ』なんて映画もあったほどだし。なんか“アーティスト”ってそういう人多いんですかね^_^;
めったに美術展には行きませんが、やはり本物をじかに見てみることって大切だな、と思いました。
全79作品。なかなか見応えがありました。