先週、医大病院で一泊入院して下の左右の親不知を抜きました。
ほんとは8月に左の1本を抜くはずだったんだけど、レントゲン撮ったら右の親不知も同じぐらい危険だということで、二ヵ月待たされた挙げ句(この時期は学生さんの入院が多いため)の手術。
親不知は以前行きつけの歯医者さんで左上のを抜いているんだけど、それは外に出てたからよかったのが、今度はいずれも歯茎の中に埋まってるヤツなので口腔外科で外科手術。
歯茎を切って親不知を砕いて取り出して、傷を縫う。
これが大変で、午後2時から5時近くまでかかりました。
左の方は比較的順調にいったんだけど、右側が苦戦。
神経とくっついててしかも顎の骨と一体化していたのでなかなか砕けず、取り出せない。
もちろん麻酔を使ってるけど、メチャクチャ痛かったです。
抜いたあと、先生が細かく砕けて真っ赤に染まった僕の親不知を見せてくれて、「こちらで処分してもよろしいですか?」と尋ねるので、「お願いします」と答えた。
「ください」って言う患者もいるんだろうか。
あんな痛い目に遭ったあとに血だらけの歯なんて見せないでほしかったが。拷問ですか(>_<)
長時間口をムリヤリこじ開けられ器具で擦られ続けたために唇の端が切れて、あとでドス黒く腫れていた。
経験したかたならわかっていただけると思いますが、これはほんとに地獄の責め苦かと^_^;
痛くてツラすぎるので親不知を抜くことにしたのに、抜くためにこんなに苦しまなければならないとは、なんという本末転倒。
しかも右側が案の定神経の近くだったために麻痺が残っていて、退院してからも通院する羽目に。
手術当日は点滴打ちながら一日過ごしました。
寝室は無料の4人部屋でカーテンで仕切られてる。
テレビがあって専用のカード買って観られるけど、なんとチャンネルが替えられない。安全面に配慮してるんだろうけど(盗難予防でもあるのかも)、リモコンがないんですよね。
しかもベッドに寝ながらじゃよく見えないのであまり意味がない。
でも、手術したあとはただベッドで寝てるぐらいしかできないので、退屈で。
まぁ、痛み止めの点滴のおかげもあってか、刻み食の夕食後はすぐに眠りにつけましたが。
でも午前2時に目が覚めて、となりの白内障で入院しているおじいさんがイビキ製造機だったので二度寝できずに、ウトウトしかけたらイビキに起こされるというのの繰り返しで朝を迎えました。
わずか一泊だけど、長い長い夜でした。
あれから抜糸も済んだけれど、まだ頬と歯茎の腫れは引かないし痛みもある。唇の傷は治って食事も刺激のあるもの以外はだいぶいろいろ食べられるようになってきたけど、今もちょっと右側の口が引き攣ってうまく動かせない。ちゃんと以前のような正常な状態に戻るのかどうか不安。
…いやぁ、親不知抜くのがこんなに大変だったとは。
それなりに覚悟はしてたつもりだけど、予想をはるかに超えていた。
しかも…実は、まだ右上に“時限爆弾”が1本残っているんですが……(+_+)
もうあんな目に遭うのは二度とゴメンなので、頼むから絶対に痛まないでほしいです。
再来週また病院で診てもらうんですが、それまでにもうちょっとマシになっててほしいなぁ。