映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

※2019年の“はてなダイアリー”終了に伴い、2018年9月にブログを移行しました。

「この世界の片隅に」 こうの史代原画展


先日、「この世界の片隅にこうの史代原画展に行ってきました。

ハガキ大のカードもろうたよ(^-^)

帰りの荷物の関係で買えなかったけど、おみやげコーナーで売ってたすずさんのラムネが欲しかったなぁ〜。

原作漫画の原稿を間近で見られて、いっそう作品を身近に感じられるようになったかな。

ホワイトで本当に細かくいくつも修正してあったり、通常のペン以外に鉛筆や筆、口紅などさまざまな道具を使って描かれたものをコピーして原稿に切り貼りしてあったり、台詞の部分は鉛筆で書かれていて、原稿によっては消しゴムで消されていたり。なるほど、すべてが印刷を前提に描かれてるんだなぁ、って。

全3巻の結構な量の原稿が展示されていました。

以前行った「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」もそうでしたが、絵そのものはほんとに小さくて細かいんですよね。もう線を1本スッと引くだけでその印象がガラリと変わるような実に繊細なもの。

漫画の生原稿って、それ自体がアートですね。

何度も観て自分の記憶の中にあるアニメーション版との違いも、あらためていろいろと気づきました。

映画は原作にかなり忠実だと思っていたんですが、台詞の微妙な変更もあるし、しばしば漫画のコマの中の上(かみ)と下(しも)がアニメでは逆で、構図がかなり変えられてもいました。

漫画という媒体とアニメとの違いを意識した変更なんでしょうね。

原作漫画とアニメ版を比較すること自体、僕はこれまであまりやったことがなかったから(そもそも普段ほとんど漫画を読まないしアニメも観ないので)非常に興味深かったです。

そして、原作の最初から終わりまでずっと巡っていくことで、もう一度「この世界の片隅に」という作品を味わい直しました。アニメの場面もいろいろと甦ってきて、なんとも言えず幸福なひとときでした。

寄せ書きコーナーでは、ここを訪れたかたがたのステキな絵が壁にいくつも描かれていて、この作品への賛辞や感謝の言葉が書かれていました。

多くの人たちがこの作品からいろんなものをもらったんですよね。

もちろん僕もその一人ですが。

こんなに夢中になって、こんなに何度も劇場に繰り返し足を運んだ映画はこれまでになかったし、そんな映画が生まれる大きな力となった、すべての源であるこの漫画は、これからさらに多くの場所、世界中の“片隅”で読み続けられていくのでしょう。

そんな漫画を描いてくれたこうの史代さんに、僕はお礼の言葉を伝えたいです。

ありがとう、この世界の片隅に僕の居場所をくれて。


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この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

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この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

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この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)