愛知県美術館で9月18日まで開催の「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」に行ってきました。
音声解説は又吉直樹さん。
金曜日は撮影可能なので、スマホで撮りまくってきました。夏休み中だったので子どもたちの姿も結構ありました。自由研究とか日記のためもあったのかなw
戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像(ウィギリウス・エリクセン)
事前に観ておいたドキュメンタリー映画『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』(感想はこちら)のおかげでその成り立ちと背景を知ることができたので、より興味深く作品を観られたというのはありました。
もっともそこに収蔵されている美術品は膨大な数なので(毎日観続けても何日もかかるような量だそうで)、今回ここで観ることができたのもそのほんの一部ですが。
聖チェチリア(カルロ・ドルチ) エウロパの掠奪(グイド・レーニの工房)
五感:嗅覚 視覚 聴覚 味覚(アドリアーン・ファン・オスターデ) 砂丘のある海景(ヤーコプ・イザークスゾーン・ファン・ライスダール)
果物と花(ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム) マリー・ド・メディシスの戴冠式(ピーテル・パウル・ルーベンス)
鳥のコンサート(フランス・スネイデルス) ドーリス式神殿の廃墟(ユベール・ロベール)
ヴェールをまとう若い女性(ジャン=バティスト・サンテール) 盗まれた接吻(ジャン・オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール)
受胎告知(バルトロメ・エステバン・ムリーリョ) 聖母マリアの少女時代(フランシスコ・デ・スルバラン)
夏(ニコラ・ランクレ) 林檎の木の下の聖母子(ルカス・クラーナハ)
時代の流れもわかりやすく分類されていて、16〜18世紀頃に活躍したさまざまな国のオールドマスターたちによる絵画をじかに観られてとてもよかったです。
以前、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」で安彦良和さんの手による漫画の生原稿を観た時も思ったけど、ほんとにこちらが考えている以上に絵が小さくて細かいんですよね。よくこんなの描いたなぁ、ってぐらいに。
この『エルミタージュ美術館展』でもどっしりとした大きな絵もありますが、一方で小さな額に入った絵がとても細密に描かれていたりして、ちょっと偏執的なものさえ感じたほど。
こういうのはやはり実際にこの目で見てみないとわからないですね。
とても心地よい時間を過ごせました。もっとゆっくり観ていたかったけど、集中しすぎて観終わったらどっと疲れが出てきた(;^_^A
もしもエルミタージュ美術館に行ったら大変だろうなぁ。
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