映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

もう一つのブログとともに主に映画の感想を書いています。

「あまちゃん」を観終えて

NHK朝の連続テレビ小説あまちゃん」の感想ではありません


BSで毎朝再放送されていた「あまちゃん」が終わりましたね。

本放送終了から丸2年経った今でもその人気は衰えず、いまだに主演の能年玲奈橋本愛が演じたヒロインたちのファンのかたがたも大勢いらっしゃいますが、白状すると僕はクドカン脚本のこの国民的人気ドラマにハマれませんでした。


僕は朝ドラ歴は非常に浅く*1、2014年春の「カーネーション」の再放送から観始めました。*2

それ以来再放送と新作の両方を観てきたんですが、「あまちゃん」と「まれ」で早くも力尽きてしまった。*3

カーネーション」も本放送時に途中で主演が尾野真千子から夏木マリに代わった時点で観るのをやめてしまったので再放送は絶対に最後まで観たいと思っていて、結局最終回まで観通しました。

TVドラマでここまで1回1回すべてに不満を感じさせない作品も珍しく、最終回にはなんともいえない満足感があった。

なので、同じく人気が高くこれだけ熱狂的なファンのいる「あまちゃん」も、ほんとに楽しみにしていたのです。

友人でもこの番組が好きな人たちがいて、他の作品には見向きもしないのにこのドラマだけはTwitterで感想を呟いてたり、ブルーレイのBOXセットを買った人もいる。

そこまで入れ込めるドラマってスゴいと思うし、だからぜひその「祭り」に加わりたいと思っていた。

ところが、観始めて1週間経ってもいまいちピンときていない自分に気づき、あれ?と思って、それでも毎朝観ていたんだけど、アイドルグループのあたりから本格的にどうでもよくなってきて、だんだん流し観に。

毎朝Twitterで流れる番組のファンの人たちの登場人物たちに対する愛着の念のこもった呟きを読みながら、そこまで思い入れが込められない僕は祭りの輪に入り損ねてしまった寂しさを感じていた。

能年玲奈主演の映画『海月姫』もDVD借りて観たけど、こちらは怒りが湧いてくるほどつまんなくて(感想はこちら)、あぁ、俺はこの女優さんの作品には縁がないのだ、と思った(能年さんご本人にはなんの抵抗もないのだが)。

いや、「あまちゃん」というドラマのヒロインに能年玲奈以外は考えられない当たり役だったのは確かだし、カリスマ性のあるアイドル的存在だと思いましたけどね。

まぁ、僕が「アイドル」というものに一切興味がないからってのはあるのかもしれない。

劇中のAKB48を思わせるアイドルたちが、ことごとく大人たちやヲタクたちから搾取されてる哀しい存在に感じられてしまって、他の視聴者の皆さんのように彼女たちを応援する気になれなかった。

アイドルと海女、そして震災を絡めたドラマがユニークで感動的な要素が散りばめられていたのはもちろん僕にもわかったし、実際ちょっとウルッとくるエピソードもありましたが。

最終回はやっぱり「あぁ、終わってしまった」という名残り惜しさがありましたし。


今回気づいたのは、自分は現代が舞台のTVドラマに集中するのが苦手だということでした*4(「カーネーション」も現代篇ではテンション下がっちゃったもんな)。

あまちゃん」も「まれ」もどちらも現代劇というのが、個人的にノれなかった理由の一つなのだと思う。

だってその前の、近過去が舞台の「梅ちゃん先生」も「マッサン」も普通に楽しんで毎朝観ていたんだから。

その出来に批判も少なくなかった「花子とアン」でさえも、時々文句言いながらもずっと観ていた。

多分、僕は朝ドラに日常から離れた別の時代を求めているのだ。

特に「マッサン」は放送中に北海道旅行でマッサンこと竹鶴政孝ゆかりの地を訪れたこともあって(あとウイスキーを愛飲してるから、というのもある)、思い出深い作品になったのでした。

だから、その次の作品が2本とも急に入り込めなくなったのが我ながらなんとも解せなくて。

単純に僕が飽きっぽいからなのか、それともドラマの出来に問題があったからなのか*5なんとも判断しかねますが。

カーネーション」も「マッサン」も比較的ヒロインたちの年齢が上で、より親近感が湧いたから、というのもある。

若い女性が主人公のドラマを、ヒロインを愛でながら観るのがちょっとツラくなってきたんですよね。クドいけどアイドルに興味がないので。


あまちゃん」の終了より1週前から始まった新作「あさが来た」は今のところ観ています。

なんとなく、その「いかにも朝ドラ」な作りに安心感を覚えながら。

時代が江戸末期で朝ドラでは史上初の「髷モノ」というのも新鮮で。

やっぱり朝ドラは時代物がしっくりくる、ってことかなぁ。

どうもここ最近の朝ドラで気になっているのは、何かといえば出演者たちが揃って食卓を囲んでたり、とにかく毎度のようにお馴染みの登場人物たちが雁首揃えること。

あまちゃん」も「マッサン」も「まれ」もそう。

大家族かよ、と。

必ずといっていいほどヒロインを囲んでみんながどこぞに溜まってる。

使用できるセットの都合とか、お馴染みのキャラクターを毎朝見たい、という視聴者の要望もあるんだろうけど、あんなふうにいつでもどこでも大勢で群れを作って細かいことにまで互いに口を出す世界というのは僕はまったく馴染みがないし正直窮屈でウザったくもあるので、そろそろ少人数や単独で行動する人を描いてくんないかな。

これから先、NHKの朝ドラを観続けていくかどうかはわからないけれど、毎朝多くの人たちと一緒にリアルタイムで一つの番組を観るという一体感はなかなか捨て難いので、できれば楽しみが続いてほしいな、と願っています。


関連記事
「あさが来た」を観ていて気になったこと。
「あさが来た」を観終えて

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

あまちゃん 完全版 DVD-BOX1

あまちゃん 完全版 DVD-BOX1

カーネーション 完全版 DVD-BOX1【DVD】

カーネーション 完全版 DVD-BOX1【DVD】

梅ちゃん先生 完全版 DVD-BOX1【DVD】

梅ちゃん先生 完全版 DVD-BOX1【DVD】

*1:朝ドラ自体は80年代の「おしん」の頃から観たことはあるが。

*2:実は「あまちゃん」のあとに放送された「ごちそうさん」も観ていたが、東京出身のヒロインがいきなり大阪弁を喋りだして脱落。

*3:新作の「まれ」の方は、ヒロインがパティシエと輪島塗り職人のおかみを行ったり来たり、みたいな展開になってからほぼ離脱。

*4:そもそも普段TVドラマを観ないので。

*5:まれ」に関して言えば、明らかに作品に問題があったからだと思う。