映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

※2019年の“はてなダイアリー”終了に伴い、2018年9月にブログを移行しました。

第87回アカデミー賞

昨日、アカデミー賞受賞作品が発表されましたね。


右下に高畑勲監督の姿も。


WOWOWに加入していないので受賞式の模様はまだ観れていないんですが、なんでもジャック・ブラックがハリウッド映画における最近の風潮を痛烈に批判した愉快な歌を披露したそうで(その内容はハリウッドに限らず日本映画にも言えることだと思うけど)。


司会は『ゴーン・ガール』(感想はこちら)で大変な目に遭っていた“天才ドギー・ハウザー”ことニール・パトリック・ハリス


この人、壇上で『バードマン』でのマイケル・キートンの真似をしてブリーフ一丁になったそうだけど、『ゴーン・ガール』に続いてまたしても脱ぎ芸をw

受賞者のスピーチ以上に彼のパフォーマンスを早く観たい。

受賞作品、受賞者は以下の通り。


■作品賞
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

■主演男優賞
エディ・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー

■主演女優賞
ジュリアン・ムーア 『アリスのままで

助演男優賞
J・K・シモンズ 『セッション』

助演女優賞
パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。

■監督賞
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

脚本賞
アレハンドロ・G・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

■脚色賞
グレアム・ムーア 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

■長編アニメーション賞
ベイマックス

外国語映画賞
『イーダ』 (ポーランド

■長編ドキュメンタリー映画
シチズンフォー(原題) / Citizenfour』 

■短編ドキュメンタリー映画
『クライシス・ホットライン:ヴェテランズ・プレス1(原題) / Crisis Hotline: Veterans Press 1』

■短編実写映画賞
『一本の電話』

■短編アニメーション賞
『犬とごちそう』

■作曲賞
アレクサンドル・デスプラ 『グランド・ブダペスト・ホテル

■歌曲賞
「Glory」 (『セルマ(原題) / Selma』) 作曲:ジェイソン・モラン 歌:ジョン・レジェンド、コモン

■音響編集賞
アラン・ロバート・マレー、ボブ・アズマン 『アメリカン・スナイパー』 

■録音賞
クレイグ・マン、ベン・ウィルキンス、トマス・カーリー 『セッション』 

美術賞
アダム・ストックハウゼン 『グランド・ブダペスト・ホテル』 

■撮影賞
エマニュエル・ルベツキ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 

■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
フランシス・ハノン、マーク・クーリエ 『グランド・ブダペスト・ホテル』 

■衣裳デザイン賞
ミレーナ・カノネロ 『グランド・ブダペスト・ホテル』 

編集賞
トム・クロス 『セッション』 

■視覚効果賞
ポール・フランクリン、アンドリュー・ロックリー、イアン・ハート、スコット・フィッシャー 『インターステラー


この中では、僕は『6才のボクが、大人になるまで。』(感想はこちら)と『ベイマックス』(『ベイマックス』と併映の『犬とごちそう』も→感想はこちら)『インターステラー』(感想はこちら)を観ています。

これから観る予定のクリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』(感想はこちら)は、音響編集賞のみの受賞に留まったようで。

個人的には長編アニメーション賞は『かぐや姫の物語』(感想はこちら)にぜひ獲ってほしかったのでとても残念ですが、『ベイマックス』も面白かったし、まぁアカデミー協会の会員たちはエンタメ作品に軍配を上げたということですね。

これでジブリは2年連続でディズニーに敗北(昨年は『風立ちぬ』→感想はこちらを破って『アナと雪の女王』→感想はこちらが受賞)ということに。

でもどうせなら『ヒックとドラゴン2』が受賞して日本公開が決まればよかったのにな(いまだに公開のめどは立っていないんでしょうか)。

『バードマン』と同じく最多の4部門を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』(感想はこちら)は、僕はウェス・アンダーソン監督作品というだけで敬遠してしまったんですが、観ておくんだったかな。

『バードマン』(感想はこちら)については、なんかスカしたよーな長ったらしい副題が少々イラッときますが、ティム・バートン版の「バットマン」シリーズが好きなので、元バットマンマイケル・キートンが自身を思わせる役を演じるということと、映画1本をまるでワンカットで撮ったように見せている撮影に興味をそそられます。4月の日本公開が待ち遠しい。


撮影賞のエマニュエル・ルベツキは前年の『ゼロ・グラビティ』(感想はこちら)に続いて2年連続で受賞。ワンシーン・ワンカット(風の)撮影*1というのは、『ゼログラ』の時の技術の応用ですよね。

やはり劇中で長廻し(風の)撮影をやっていた『トゥモロー・ワールド』の頃からの研究の成果で、宇宙が舞台だった『ゼログラ』と比べると『トゥモロー〜』により近い、何気ない普通の風景の中での超絶的な長廻しというのがどういう仕上がりになっているのか凄く楽しみです。


主演女優賞はジュリアン・ムーア。ヴェテランの貫禄のオスカー初受賞。彼女が壊れゆく女性を演じた『アリスのままで』はちょっとしんどそうな感じなんだけど、どうなんでしょうか。


サム・ライミ版の「スパイダーマン」3部作で豪快な新聞編集長を演じていたJ・K・シモンズがスキンヘッドで熱演する『セッション』(感想はこちら)はニュースキャスターの小倉智昭さんが推してましたが、これも体力いりそうな映画だなぁ^_^;


助演女優賞は『6才のボクが〜』のパトリシア・アークエット。12年越し*2の受賞ですね。おめでとう!


インターステラー』の視覚効果賞受賞も、あの作品のVFXはノミネート作品の中では一番印象に残ったから納得かな。

これから公開される映画の中では、『バードマン』の他ではベネディクト・カンバーバッチ主演の『イミテーション・ゲーム』(感想はこちら)が気になっています。暗号機“エニグマ”はこれまでもいくつかの映画で描かれているけれど、その暗号を解読する機械を作った実在の人物の物語は町山智浩さんの映画解説(ネタバレ注意)で初めて聞きました。カンバーバッチは天才役にうってつけの配役だし、性差別の問題にも触れる内容のようだから見ごたえありそう。


レ・ミゼラブル』(感想はこちら)や『HICK ルリ13歳の旅』(感想はこちら)のエディ・レッドメインが主演男優賞を獲得した『博士と彼女のセオリー』は、劇中でのレッドメインスティーヴン・ホーキング博士のソックリさんぶりが話題になってますが、障害を持つ主人公という点と、あとセックス面についての言及もあるということなのでちょっと昨年の『セッションズ』(邦題がカブってるので紛らわしいけど、今年の『セッション』とは別作品)を思わせたりして、こちらにも期待。


これから観たい作品がどんどん出てきて、またまた悩みそうです。


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*1:実際にはVFXを駆使して編集でワンショットに見せている。

*2:撮影に12年かかっている。