映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

※2019年の“はてなダイアリー”終了に伴い、2018年9月にブログを移行しました。

『ゾンビランド』


ルーベン・フレイシャー監督、ジェシー・アイゼンバーグウディ・ハレルソン出演『ゾンビランド』。2009年作品。日本公開2010年。R15+

ネタバレなし。

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ゾンビには別に興味ないんだけど、そのストレートすぎるタイトルに惹かれて観てしまった。

上映館の客席にはお兄さんやお姉さん、あといかにも「こーゆー映画はかならずチェックしてる」って感じのオッサンたち。

ウディ・ハレルソンを見るのは『2012』(けっきょく世界は滅びなかったな。いや、まだあとちょっと残ってるけど)でのキガイDJ役以来。あいかわらず“レッドネック”の役が似合う。なんかどんどんポンコツジェイソン・ステイサムみたいな顔になってますが、マッチョハゲはこの人の方が先だからね。


すでに各地にゾンビが溢れている、おなじみの世界。

主人公(童貞)はゾンビを退治しながら、途中で出会ったウディ・ハレルソンや美人姉妹(エマ・ストーン&アビゲイル・ブレスリン)とともに旅をする。


ハレルソンは“トゥインキー”というお菓子を探している。

アメリカ製のスナック菓子をいろいろ食ったことがあるけど、極彩色で人工着色料タップリ(指が真っ黄色になった)、味が濃くて量が多くて、なんかすっごくおおざっぱで安さ爆発な感じだった。

まさにB級感覚で。

トゥインキーっていうケーキは食べたことないけど、これも甘そうだなぁ。


だから、それはよーするに“ゾンビ映画”のようなB級映画をあらわしている、と。

そしてもう戻らない「無垢」の象徴でもある。

って、こんなふうに書くとなんだか深くて感動的な映画みたいだけど、なんせタイトルが『ゾンビランド』ですから。

冒頭の一般人たちがゾンビに襲われるシーンだけを観ると傑作の予感がするんだけど。

主人公の回想シーンが終わったぐらいから、本気で怖いわけでも、かといって爆笑できるわけでもない、ユル~い展開が続く。


この、よくいえばジャンル映画にさまざまなオマージュを捧げた(であろう)、悪くいえばちんたらとかったるい、面白いのかつまんないのかよくわかんなくなってくるモヤモヤとした感覚は、かつて観た『ホット・ファズ』を思わせる。

なんかほんとにビール片手にぐだぁ~っと観るのに最適な感じ。

トイレが近いんでビールは呑んでないけど。

でもゾンビの描写は『バイオハザードIV』よりもちゃんとやってます。
 
みなさん、口からいろんなもの吐き出したり内臓つかみ出してムシャムシャやったり、車にガンガン轢かれたりしてくれる。

相手がゾンビだと何やってもオッケーみたいな気がするから、あまり後味悪くならずに気軽に残酷描写を愉しめるんだよね。

って、僕は別にそういうジャンルの映画がメシより好きなわけではないんだけど。

だから主人公がピエロを怖がる、っていうのも、元ネタがあるのかもしれないけど(『キラークラウン』とかスティーヴン・キングの『IT』あたりか?)それがなんなのかわからない。

でもロードムービーみたいに登場人物たちが車で旅したりL.A.のハリウッドスターの家でくつろいだりしながら(『ゴーストバスターズ』が好きな人はとりあえず必見)、時々思い出したよーにゾンビたちをぶち殺しまくる様子を眺めてるのは心地よいひとときでした。

キレイなお姉さんが「あなたってキュート」なんて言ってくれてイイ雰囲気になったりなんかして、もう童貞の夢炸裂。


ただ個人的にはもう一押し、なんかグッとくるものが欲しいんだけど。

まぁでも、タイトルが『ゾンビランド』ですから。

80年代ぐらいにはこういう感じの毒にも薬にもならない(いい意味で)ユルいB級映画っていっぱいあった気がするなぁ。


最後に主人公たちがやってくる「パシフィックランド」って、なんとなくトム・ハンクス主演の『ビッグ』に出てきた遊園地に似てると思ったんだけど、あれはコニーアイランドか。

1〜2年に1本ぐらいはこういう映画を観るのもいいかな。

ウディ・ハレルソンじゃないけど、人肉を食らうゾンビを観てたら腹減ってきました(^o^)


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